レーシック手術は以前は一般人にはまだあまり知れ渡っておらず、スポーツ選手などごく一部の人だけが行っていました。
しかし技術や医療機器の進歩などによりレーシックを行う医療機関も増えてきて、今ではレーシックは身近なものとなっています。
そんなレーシックのことがよく分かるように、レーシックのよくある質問20選をご紹介します。
目次
レーシックの質問1:レーシック手術って何?
外から入ってきた光が角膜と水晶体によって屈折され網膜に焦点を合わせます。これがものが見える仕組みです。
レーシック手術はこの光を屈折させる角膜を特殊なレーザーで削り屈折力を変え視力を回復させる手術になります。
レーシックの質問2:レーシック手術で視力はどれくらい上がる?
医学的には裸眼視力1.0以上は正常視力とされていますが、レーシック手術を行うことで裸眼視力を1.5にすることも可能です。
ただどのくらいの見え方にするのかなどは角膜の削る量によっても変わってくるため、希望する見え方などがあれば手術前に医師と相談して決めていきましょう。
レーシックの質問3:レーシック手術のメリットは?
レーシック手術には良い点がたくさんあります。その中でも大きなメリットとなる5つをご紹介します。
レーシック手術のメリット①:効果が半永久的に続く
レーシック手術は一度行うだけでその効果は半永久的に続きます。
ただし目の病気や老眼など目の状態が変わることで視力に変化が現れることもあります。
レーシック手術のメリット②:視力回復が早い
レーシック手術は即効性があるため視力が回復するまではとても早いです。
手術当日は目の負担も大きいため違和感やボヤけるなどの症状があるかもしれませんが、手術翌日にはほとんどの人が視力の回復を実感しています。
レーシック手術のメリット③:眼精疲労や頭痛などから開放される
近視や遠視・乱視などの人は目を酷使すると眼精疲労などが起こりやすいといわれており、症状がひどくなると頭痛や吐き気などが起こることもあります。
視力を回復させることでこれらの疲れやすい目の状態を改善することができるのです。
レーシック手術のメリット④:コンタクトレンズや眼鏡がいらなくなる
忙しい朝はコンタクトレンズを入れるのが面倒だと感じる人も多いと思います。また眼鏡もかけたりはずしたりと手間がかかります。
レーシック手術を行うことでこれらのコンタクトレンズや眼鏡の煩わしさから解放されます。
レーシック手術のメリット⑤:維持費がかからない
コンタクトレンズなどは継続して購入していく必要がありますが、レーシック手術は一度行えば効果は半永久的に続くため維持費がかかりません。
手術後は術後検が必要となりますが、クリニックによっては術後検診を無料で行っているクリニックもあります。
レーシックの質問4:レーシック手術は人気?
レーシックは視力回復手術の代表的なものといえ、安全性も高いとされています。
現在はICLなどレーシックに続く新しい視力回復手術が注目されていますが、これらはレーシックと比べると費用がかかります。
これらのことからレーシックは根強い人気があるといえます。
レーシックの質問5:レーシック手術は痛い?
レーシック手術では点眼麻酔を行います。麻酔薬を点眼するだけなので麻酔時も手術中も痛みは全くありません。
ただし角膜を切るため麻酔の効果がきれた時間にゴロゴロするなどの異物感などを感じることがあります。
レーシックの質問6:レーシック手術にかかる時間は?
レーシック手術にかかる時間はクリニックやレーシックの術式などによっても異なってきますが、平均すると10分~20分ぐらいになります。
短時間でしかも日帰りで行えるということがレーシック手術の人気の理由でもあります。
レーシックの質問7:レーシック手術は入院が必要?
手術なので入院が必要と思っている人もいるかもしれませんが、レーシック手術は日帰りで行えるため入院の必要はありません。
手術後しばらく休憩してから帰宅となります。
レーシックの質問8:レーシック手術は何歳からできる?
日本眼科学会のガイドラインではレーシック手術は18歳以上となっています。これよりも若い年齢では近視などがまだ進行する可能性があるためです。
ただし近視の進行や目の成長に個人差があるため、できれば20歳以上が望ましいとされています。
レーシックの質問9:レーシック手術の効果は永久?
レーシック手術で削った角膜は再生しないため、一度削るとずっとそのままになります。
そのため角膜を削って得られた効果は基本的には半永久的に続くといわれています。
レーシックの質問10:レーシック手術後に視力は下がる?
レーシック手術後に老化や目の病気・目の使い過ぎ・後遺症や合併症などが原因で視力が低下する場合があります。
術後の注意事項を守ることや、生活習慣の見直しなどでレーシック手術後視力低下を予防することが大切です。
レーシックの質問11レーシック手術のデメリットは?
レーシック手術にはデメリットもあります。
夜間に光がまぶしく見えたり、にじんで見えたりするハロー・グレアはレーシックの有名な合併症として知られており、デメリットの一つといえます。
時間の経過とともに改善していきます。
レーシックの質問12:レーシック手術で失明することはある?
ものを見る上で網膜や視神経はとても重要です。
レーシックは角膜を削るだけでこの網膜や視神経には影響を与えないため、レーシック手術が原因で失明するということはまずないといえます。
レーシックの質問13:レーシック手術の成功率は?
アメリカでは成功率が95%と言われています。
日本ではレーシック手術をした約4割の人がドライアイや夜間見にくいなどの不具合を感じているという調査結果が消費者庁から出ていますが、4割失敗するということではありません。
これらの症状はレーシック手術で起こりうる症状であり、4割の内のほとんどの人は医師の説明不足や患者の勘違いなどからこれらの症状を理解できていなかったと思われます。
レーシックの質問14:レーシック手術の費用はどれくらい?
レーシック手術の費用は各クリニックや手術プランなどによって大きな差がありますが、だいたい7~40万円ぐらいというのが費用相場となっています。
レーシックの質問15:レーシック手術に保険は適用できる?
レーシック手術は受けても受けなくても生活に問題はないため健康保険は適用されません。自由診療扱いとなるため費用も全額自己負担となります。
レーシックの質問16:レーシック手術で医療費控除はできる?
レーシック手術は健康保険は適用されませんが、確定申告では医療費控除の対象となります。
申告の際にはクリニックから発行された領収書が必要となるので大切に保管しておきましょう。
ただし税務署によっては医療費控除の対象としない税務署もあるようなので、事前に管轄の税務署に確認しておきましょう。
レーシックの質問17:レーシック手術後にコンタクトはできる?
カラコンや使い捨てレンズなどのソフトトレンズは角膜全体を覆うため、レーシック手術で角膜を削っていても装用できることがほとんどです。
ただしハードレンズは角膜よりも小さくなるため手術後は装用が難しいことがあります。
レーシックの質問18:レーシック手術で乱視は治る?
外から入ってくる光が角膜などの歪みで網膜上の一点に焦点を合わせることができないのが乱視です。
角膜を削ることで角膜の歪みも解消されるためレーシック手術で乱視を矯正することもできます。
ただし目の病気や角膜の状態によって乱視矯正が難しい場合もあります。
レーシックの質問19:レーシック手術で老眼は治る?
老眼は調節力の低下が原因で起こるため、調節力ではなく屈折力を変えるレーシック手術では老眼は治りません。
ただしレーザーで角膜を遠近両用眼鏡のように削ったり、特殊なリングを目の中に埋め込んだりすることで手元を見やすくすることができます。
これらの老眼治療は今注目されていますが、見え方に慣れるまでに時間がかかることが多いようです。
レーシックの質問20:レーシック手術の事前検査とは?
目の状態は一人一人違うため、レーシック手術前には必ず手術が受けられるかどうかの事前検査(適応検査)を行います。
角膜の厚み薄くないか・目の病気はないかなどレーシックに適応しているかどうかを調べる重要な検査となります。