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せっかくレーシックをしても再度視力が低下ことがある
レーシック手術を受けようとしている方が最も心配しているのは、レーシック手術後に視力がまた悪くならないだろうか?ということだと思います。
残念ながら、レーシック後に再度視力が低下することは起こり得るようです。
その原因は様々ですが、今のうちに原因を知っておくとある程度予防することも可能だろう、ということでレーシック後に再度視力が落ちる場合の主な原因や予防策についてまとめました。
レーシック後に視力が低下してしまう原因紹介
では、レーシック手術を受けた後に目が再び悪くなってしまう原因としてどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか考えられるものがあるようなので、紹介していきます。
レーシック後の視力低下原因1:普段の生活習慣によるもの
レーシック後も目を酷使するような習慣があったり、続いていたりするとそれは視力の低下につながります。
では、考えてみましょう。
仕事でパソコンを長時間使用したり、近くを見続ける・・・などということが続けば常識的に考えてこれは視力の低下につながりますよね?
レーシックを受けた後も同様です。
手術後に目を酷使すると手術後すぐの状態より視力が悪化するのは当然といっても過言ではないでしょう。
レーシック後の視力低下原因2:老化によるもの
老化により目のピント(焦点)を合わせる機能が低下します。
そもそも、目の中には「水晶体」と呼ばれるものがあり、これの厚さを変えることで見たいものにピントを合わせています。
しかし、老化とともに水晶体の厚さを変えるための筋肉も劣っていきます。
こうして、視力が悪くなっていくのですが、人間生きている限り老化には逆らえません。
また、レーシックは目の表面を削る手術なので、目の中の器官が劣ってしまうとどうしようもないです。
レーシック後の視力低下原因3:合併症・後遺症によるもの
合併症・後遺症で視力の低下につながるものといえば、「近視戻り」、「ハロー・グレア」が考えられます。
(ハロー・グレアは少し「視力が低下する」ということからはずれるかもしれませんが、見え方は悪くなるので紹介します。)
近視戻り
近視戻りとは読んでその名の通り、再度近視の状態に戻ってしまうことのことです。
レーシック手術では先ほども述べた通り、角膜を削りますが、角膜を削った後、体の自然治癒力が働いてある程度角膜が再生します。
この角膜が再生するという現象は誰でも起きるため、レーシック前にどの程度角膜が再生するかを計算してその分を少し多めに削るのですが、やはり、この再生量も人によって違います。
計算した再生量より多かったり少なかったりするとやはり目の見え方は悪くなってくるようでこの場合は再手術が必要となります。
ハロー・グレア
引用:品川近視クリニック
このようにハロー現象とは夜間に光がぎらついて見える現象、グレア現象は夜間に光がにじんで見える現象です。
全員にこの現象が起こるわけではないし、またハロー・グレア現象が出ても時がたつうちに治ることが多いようですがこれも見え方が悪くなります。
瞳孔が開いたときその大きさが大きい人は起こりやすく、それを手術前に計測することである程度起こるか起こらないかの予測は可能です。
大手クリニックなどではハロー現象・グレア現象などを起こりにくくした手術メニューもあるようです。
レーシック後の視力の低下を抑えるための方法紹介
では、実際に視力の低下を抑えるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
先に述べた理由なども参考にその具体的な方法を紹介していきます。
レーシック後の視力低下抑制法1:目にも休憩をあげる
目が再び悪くなる原因に仕事などによる目の酷使がありましたよね?
仕事などで使わなければならないのは仕様がないことですが、1時間仕事したら5分間は目を休ませる、仮眠をとるなど、目にも休憩時間を与えてあげることが必要です。
レーシック後の視力低下抑制法2:遠くを見る時間を作る
遠くを見る機会がなければないほど遠くは見えにくくなる、すなわち禁止になるそうです。
したがって、遠くの緑や景色を見る機会を作るのがよいでしょう。
上の項目での休憩と合わせてこれもやってみると良いかもしれませんね♪
レーシック後の視力低下抑制法3:目の体操をしてみる
目の体操といっても様々なものがあると思うので代表的なものを少し紹介してみます。
(目の体操は下に紹介するもの以外にもたくさんあります。各自自分にあっていそうなものを調べて実践してみるのがいいでしょう。)
目の前で「8」の字
目の前で横に「8」の文字を書き、その文字を目でなぞっていき、これを3回繰り返します。
これが終われば指の先に焦点を合わせ、焦点を合わせたまま指を近くと遠くで行き来させます。
目をギュッとつぶって・・・
目をギュッと10秒つぶって、次に顔は全く動かさずに上を10秒みます。
これを上だけでなく、右、下、左4セット行う方法です。
目の周りをマッサージ
目の周りの骨のあたりをマッサージしていきましょう。
こうすることで目の周りの筋肉がほぐれ視力の低下を抑えられるそうです。
レーシック後の視力低下抑制法4:目を温める
目を温めるって言ってもどうやって?と思われるかもしれませんが、ホットタオルを使います。
お湯にぬらしたタオルだったり、また濡れタオルを電子レンジを用いて温めても良いようです。
ホットタオルを目の上にのせて目を温めることで血行が良くなって目の周りの筋肉が休まるようです。
目が疲れたな、と感じた時にやってみてはいかがでしょう?
レーシック後の視力低下抑制法5:意識的にまばたきをする
目は一転を見つめ続けることで乾燥してしまい、また目の乾燥は視力の低下にもつながります。
まばたきは大事です。目にうるおいを保ちましょう。
それでも目が乾燥するようでしたら目薬を使うなどすると良いでしょう。
レーシック後に視力が再度低下した場合の対処法紹介
でも、もうレーシックしてから数年たって視力も悪くなってきてるし・・・
という方のために対処法を紹介します。
レーシック後の視力低下対処法1:眼鏡やコンタクトを使う
1つ目の策としては普通に眼鏡やコンタクトを使うことではないでしょうか?
ただし、コンタクトを使用する場合は少し注意が必要です。
レーシック手術では目の表面を平たんにしてしまいます。
しかし、コンタクトレンズは普通の目の形、すなわち円弧上に作られているので、フィットしないことがあります。
目の形状に合わせてある程度形が変わるソフトコンタクトレンズなら大体の場合は使用可能ということですが、ハードコンタクトレンズとなってくると厳しいこともあるようです。
レーシック後の視力低下対処法2:再手術をする
もう1つの策としては再手術をすることがあげられます。
ただ、レーシックの再手術をしたからと言って同じく、その後ずっと視力が安定するわけではありませんし、また、手術も何度でもできるというものではございません。
レーシック手術は角膜の厚さが許す限り可能ですが、例えば近視が強い人とかであると一回に削らなければいけない角膜の量が多くなり、再手術は不可能となるような例もあるようです。
レーシック後は視力を保つ努力を
例えばがんの手術をしたからと言ってもうがんが再発しないといった訳ではないですよね?
それと同様にレーシック手術をしたからと言って視力がずっと良いままだということはないことはお分かりいただけたでしょうか?
レーシック手術も万能な手術ではないのです。
ただ、レーシック手術後も視力をできるだけ良いままに保っておくための策はいくつか存在し、それは紹介した通りです。
せっかくレーシックをしても後で視力が下がってしまっては少しもったいない気もしますので目は大事に使い、できるだけ視力を保つよう努力するべきです。