視力が回復すると人気のレーシックですが、レーシック手術の痛みについて気になっている人も多いのではないでしょうか。
レーシック手術はどれくらい痛い?痛みを緩和する方法や対策は?など、レーシック手術の痛みや痛み対策になどについて詳しく説明していきます。
目次
レーシック手術は痛い?
レーシックは角膜を削って屈折力を調整し視力を回復する手術です。
日帰りで短時間で簡単にできるため軽い気持ちで手術を受ける人もいるかもしれませんが、レーシックもれっきとした手術になります。
「手術」「角膜を削る」レーシックは痛いのではないかと思ってしまう人もいるでしょう。そこでレーシック手術前に知っておきたい手術の痛みについて詳しくみていきましょう。
レーシック手術中は痛みはほとんどない
レーシック手術だけに限らず、目の手術では当然ながら必ず麻酔をおこないます。
目に麻酔の注射と聞くと想像しただけで怖さを感じるかもしれませんが、眼科手術でよく使用される麻酔は点眼麻酔になります。点眼麻酔なので針をさすようなことはせず、普通に目薬をさすだけです。
注射だとどうしてもチクッとした針をさす痛みを感じますが、レーシックは点眼麻酔なので痛みは全くありません。
手術は麻酔が効いている間におこなうため、手術中は痛みを感じることはほとんどありません。
ただ目を閉じないように目を開く器具をつけた時や、フラップと呼ばれるフタを作成している時は圧迫感や不快感を感じる人もいるようです。
痛みの感じ方は人それぞれですが、基本的にはレーシック手術中は痛みを感じることはありません。
レーシック手術後に痛みがでることはある
レーシック手術中は痛みを感じなくても、レーシック手術後にゴロゴロとした痛みを感じることはあります。
角膜を削っているためどうしても麻酔がきれてしまうと、手術後しばらくは目にゴミが入ったようなゴロゴロとした異物感やしみる感じがありますが、これらの症状は時間の経過で改善していきます。
しかし目を開けていられないほどの痛みや、涙が止まらないなど症状が強い場合は我慢せず医師に相談してください。
レーシック手術後の痛みの継続期間
角膜は活発に新陳代謝を繰り返しているため、古い細胞は脱落し新しい細胞へと置き換わっていきます。そのため角膜には角膜表面に傷がついても自然に治る自己修復機能が備わっています。
手術直後に異物感などの痛みを感じても角膜はすでに修復を始めているため、痛みを感じた翌日には痛みが改善しているということも少なくなく、3日ほど経てば症状はかなり改善しているということがほとんどです。
しかし痛みの症状がいつまで経っても改善しない・どんどんひどくなっていく・途中から痛みが増したという場合は、フラップの異常や感染、何らかのトラブルが起きている可能性も考えられるため早目に医師の診察を受けるようにしましょう。
レーシック手術後の痛みの緩和方法は?
レーシック手術中は点眼麻酔をおこなっているため痛みは感じませんが、上記でも説明したように麻酔が切れてから痛みを感じることがあります。
ほとんどは時間の経過とともに痛みは改善していきますが、痛みの感じ方には個人差があるためやはり痛みが気になるという人もいます。
レーシック手術後の痛みに関しては手術後に処方される痛み止めの点眼や内服薬などで緩和するため、痛みを我慢せず痛み止めを上手く使用していきましょう。
痛みについて心配な人は手術前に医師に相談しておくとよいでしょう。
簡単にできるレーシック後の痛み対策
レーシック手術直後は角膜の機能も低下している状態になるため、ドライアイになりやすくなります。実際にレーシックの合併症としてドライアイはよくみられます。
ドライアイになると目の乾きだけではなく、ゴロゴロした異物感やヒリヒリとしみるような症状も起こり、これを痛みとして感じる人もいるようです。
このドライアイの痛みには、目の表面を保湿するようなドライアイ用の点眼薬が効果的です。市販でもドライアイ用の点眼薬が販売されていますが、市販品には開封しても長持ちするように防腐剤が含まれている商品があります。
防腐剤は長期間使用すると角膜に悪影響を及ぼすこともあるため、自己判断で市販品を購入するのではなく、医師に相談して病院で処方してもらうとよいでしょう。レーシック手術後のドライアイの症状は少しずつ改善していくため、しばらくは点眼などで痛み対策をおこない様子を見るようにしてください。